GPやGFってなに?アクセサリーのメッキの話。

貴金属の種類

ネットショップやハンドメイドマーケットプレイス、メルカリなどのフリマアプリでアクセサリーを選ぶとき、もしくはあなた自身が販売をするとき、素材や表面の処理の表記で迷ったことはありませんか?

アクセサリー素材の本来の色って?

ハンドメイドで使うパーツは真鍮や銅、スズ合金などに「メッキ」をかけて仕上げてあります。

「ゴールド仕上げ」「ロジウム仕上げ」など書かれていることもありますよね。
こう書かれているときは、表面にコーティングの処理をしています。


「○○仕上げ」と書かれていることが多いですが、ときどき、「18KGP」のように表記されています。
これらは、いわゆる「メッキ」処理をされているものです。

めっきをする理由は3つ。

①色(見た目の美化)
②酸化防止、腐食防止
③表面強化

材料が銅や真鍮のため、直接肌に触れないようにしています。
見た目の美しさを保つためでもあります。

ジュエリーなどの貴金属はどうか

じつは貴金属もメッキをします。
目的は表面の強化と美化です。

プラチナとホワイトゴールド、この二つには通常ロジウムメッキをします。

皆さんがふだん見るプラチナやホワイトゴールドの色は実はロジウムの色なんです。

プラチナはロジウムよりもう少し暗い銀色。
ホワイトゴールドは割金(金に混ぜる金属)の割合によって変わりますが、
少し黄色っぽいものから黒っぽい色まであります。

シルバーにメッキをしているものもありますよね。
金やロジウム仕上げにして、きれいめのコーディネートにも使えるものも多く出ています。

シルバーは独特で、純銀以外は経年で色の変化が楽しめるのが特徴です。
そのためあえてメッキをせず、シルバーの良さを楽しむものも多いです。

メッキ製品はどんな表記をしているのか?

貴金属製品の場合、メッキをしているかしていないかの表記は普通しません。
しかしシルバーの製品では一部表記があります。

ゴールド仕上げ、ロジウム仕上げ、K18PGなどがそうです。

表面のコーティングの種類は様々で、海外の製品も含めると表記がたくさんあり
混乱してしまいます。ざっくり分けると、メッキ、張り、の2種類。

最近よく見る「gf」「GF」というのはゴールドフィルド。
つまり「金張り」です。アクセサリーパーツによく使われます。
昔からある「GP」などはゴールドプレーテッド、金めっきのことです。

製造工程や厚みなど全く違うので、分けています。
日本製品はメッキが主流です。

お買い物は信用できる販売者から

もし、ネットショップやハンドメイドマーケットプレイスでアクセサリーを買う時、素材やコーティングの種類で迷ったら、注意書きをよく読むかショップや作家さんに直接お問い合わせしてみてください。

とくにハンドメイド品では、よく知らないで販売しているか、わかりにくくしてごまかしている可能性があります。トラブルに発展することもありますので注意してください。


今回はアクセサリーやジュエリーのコーテイングの種類についてお伝えしました。
もし、何かご質問等ありましたらお気軽にコメントくださいね。

ちなみに「めっき」は日本語です。鍍金と書きます。
表記は「めっき」「メッキ」どちらも正しいです。めっき、鍍金が正式名称ですが、カタカナ表記の方が一般的で、文章内でも読みやすいので通常は「メッキ」が採用されているようです。
ジュエリーの現場でもカタカナでした。


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